アイディル(読み)あいでぃる(その他表記)idyll

翻訳|idyll

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アイディル」の意味・わかりやすい解説

アイディル
あいでぃる
idyll

小景詩、牧歌。田園生活の素朴で幸福な生活を描いた短い詩で、とりわけイタリアのシチリア島を舞台にしたテオクリトスのアイディルが有名である。17世紀のイギリスの批評家エドワード・フィリップスEdward Phillipsがアイディルをエクローグ(田園詩)の一種と定義しているように、ルネサンス以後、広く牧歌、田園詩と同義に用いられ、テニソンの『王の牧歌』The Idylls of the Kingでは、長編叙事詩のなかのエピソードをさすようになった。

[船戸英夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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