アカムカデ(読み)あかむかで

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アカムカデ」の意味・わかりやすい解説

アカムカデ
あかむかで / 赤蜈蚣
[学] Scolopocryptops

節足動物門唇脚(しんきゃく)綱オオムカデ目メナシムカデ科アカムカデ属の陸生動物の総称。東アジアと北アメリカに分布するが日本にとくに多い。体長4~6センチメートル。背板は全体に赤橙(せきとう)色か黄褐色で赤みがかり、つやがある。歩肢は23対で、色は黄または黄白色。頭に1対の触角があるが目はない。毒あごをもち、大形のものにかまれると、はれ上がり、痛い。各地の森林原野の落ち葉や朽ち木の中などに生活し、昆虫やクモを捕食する。早春から初夏にかけて産卵し、約50個の白い卵を雌親が丸く抱えて保護する。幼虫孵化(ふか)しても独立生活に入るまで守り、その間約1か月も餌(えさ)を食べない。日本産のアカムカデ類には、平地に多いセスジアカムカデ、山地に多いヨスジアカムカデ、赤みの強い大形のケアカムカデなど数種類がある。

[篠原圭三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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