アクアアルタ(その他表記)〈イタリア〉acqua alta

デジタル大辞泉 「アクアアルタ」の意味・読み・例文・類語

アクア‐アルタ(〈イタリア〉acqua alta)

イタリアベネチアでみられる高潮大雨での増水や、シロッコなどの季節風によるアドリア海水位上昇などに、満潮が重なって起こる。近年は、地盤沈下地球温暖化による海水面上昇も加わり、被害深刻化している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「アクアアルタ」の解説

アクア・アルタ

イタリア北部の北アドリア海で主に秋から春にかけて発生する異常潮位現象のこと。満潮などの天文的要因に加え、ボーラやシロッコと呼ばれるこの地方特有の強風や地形その他の要因により発生する。潮位は通常より80~140センチ以上も上昇し、ベネチアやキオッジャでは都市内部まで水が浸水することもある。回数は増加傾向にあり、ベネチアでは年に60回を超える。1966年11月4日に起きたアクアアルタがベネチアにおける史上最悪のものとされており、この時の水位は1.94メートルに達した。

(2012-11-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む