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あくまき あくまき

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あくまき
あくまき

鹿児島県の郷土菓子。粽(ちまき)の一種であり、もっとも粽の原型に近い。本来は家庭でつくられたもので、菓子というよりは主食の性格をもち、古くから薩摩兵児(さつまへこ)の携行食として用いられた。竹皮に糯米(もちごめ)をといで盛り、よくくるんで2、3か所を竹皮で縛る。一方、クスの根を焼いて灰をつくり、これから灰汁(あく)の上澄み液をつくっておく。竹皮包みのもち米を上澄み液に一昼夜浸したあと、4時間ほどゆでると、飴(あめ)色半透明の餅(もち)に仕上がる。餅には、きな粉と黒糖蜜(とうみつ)があう。[沢 史生]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のあくまきの言及

【端午】より

…中国にはじまり,朝鮮,日本でも行われる旧暦5月5日の節供。
[中国]
 蒲節,端節,浴蘭節などともいう。〈端〉は〈初〉の意味で,元来は月の最初の午の日をいった。十二支の寅を正月とする夏暦では,5月は午の月にあたり,〈午〉が〈五〉に通じることや陽数の重なりを重んじたことなどから,3世紀,魏・晋以後,5月5日をとくに〈重五〉〈重午〉〈端陽〉などと呼び,この日に各種の祭礼を行うようになった。旧暦5月は高温多湿の盛夏であり,伝染病や毒虫の害がはなはだしく,悪月とされた。…

【ちまき(粽)】より

…これがいわゆる道喜(どうき)ちまきで,内裏ちまき,御所ちまきの別称もある。朝比奈ちまきは,中国では6世紀の《斉民要術》,日本では《和名抄》が記載した製法をそのまま伝えたもので,いまでも〈あくまき〉の名で鹿児島地方で行われている。また,《古今名物御前菓子図式》(1761)には,葛(くず)ちまき,小倉ちまきなどの記載があり,これらは葛,ようかん,ういろうを材料とした水仙ちまき(葛ちまき),ようかんちまき,ういろうちまきなどとして現在でも端午の節句が近づくと菓子屋の店頭で見ることができる。…

※「あくまき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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