あくんぐるしの災難(読み)あくんぐるしのさいなん

精選版 日本国語大辞典 「あくんぐるしの災難」の意味・読み・例文・類語

あくんぐるし‐の‐さいなん【あくんぐるしの災難】

  1. 〘 連語 〙 ( 近世前期に流行した俗謡歌祭文の決まり文句。「んぐる」は調子をつけるために添えたものという ) 悪事災難。心身を苦しめ悩ますわざわい。
    1. [初出の実例]「あくんぐるしのさいなんは、駕舁(かごかき)の詞で七分(ふん)とうやまって申すと、今様のはやり祭文、あれこれまぜてうたひけるに」(出典浮世草子御前義経記(1700)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android