アグリジェントの遺跡地域(読み)アグリジェントのいせきちいき

世界遺産詳解 の解説

アグリジェントのいせきちいき【アグリジェントの遺跡地域】

1997年に登録されたイタリアの世界遺産(文化遺産)で、シチリア島南西部の丘陵斜面に位置する。アグリジェントは、紀元前6世紀の古代ギリシア植民都市に起源を発し、以来、地中海地方の中心都市となって、ギリシア・ローマ時代の都市造りに大きな影響を与えた。町周辺の小高い丘にある有名な「神殿の谷」には、春になるとオレンジの木の花の心地よい香りが広がる。考古学的にはコンコルディア神殿ほか、ヘラクレスユーノーなどのドーリス式オーダーの神殿が、当時の栄光を物語っている。こうした人類の歴史上、重要な例証を残すものとして世界遺産に登録された。◇英名はArchaeological Area of Agrigento

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む