あさぢが露(読み)あさぢがつゆ

百科事典マイペディア 「あさぢが露」の意味・わかりやすい解説

あさぢが露【あさぢがつゆ】

鎌倉時代物語作者は近年藤原為家説が提出されているが,仮説の域を出ない。《狭衣物語》の飛鳥井姫君のような薄幸の姫君を踏襲しつつ最後栄華を用意する点,出家得道に重きが置かれている点,父と子の結び付きが強い点に特徴がある。《無名草子》にのる《浅茅原の尚侍(ないしのかみ)》は別作品。

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