アサヒエビグモ(その他表記)Philodromus subaureolus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アサヒエビグモ」の意味・わかりやすい解説

アサヒエビグモ
Philodromus subaureolus

クモ綱クモ目エビグモ科。体長は雌5~6mm,雄3~5mm。体は淡黄褐色またはベージュ色で明瞭な斑紋がなく,歩脚は横に伸び細長い。網を張らず,敏捷に走りまわってハエなどの小昆虫を捕食する。しばしば糸を風に流して移動する。成体夏期に出現し,雌は葉上に卵嚢を付着してその上で保護する。草原山道の脇の草木の葉上に生活し,都市の庭木などにも数多くみられる。北海道から九州に分布する。日本には約 10種の同属種が知られ,その半数は本種と見分けがつきにくい。 (→クモ類 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む