アジアオリンピック評議会(読み)アジアオリンピックひょうぎかい(英語表記)Olympic Council of Asia

改訂新版 世界大百科事典 の解説

アジア・オリンピック評議会 (アジアオリンピックひょうぎかい)
Olympic Council of Asia

オリンピック運動をアジアに広めることを目的とするアジアのスポーツ機構。略称OCA。1982年第9回アジア競技大会終了後,12月5日,ニューデリーインド)で発足した。それまでのアジア競技連盟AGF)を改組し,加盟国は43ヵ国(1997現在)で,それぞれ国内オリンピック委員会NOC)で構成される。4年ごとにアジア競技大会を主催するほか,アジア諸国のスポーツ交流を促進する各種の事業を行う。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アジア・オリンピック評議会
アジア・オリンピックひょうぎかい
Olympic Council of Asia; OCA

アジア地域の競技力向上などの目的で創立されたアジアの総合スポーツ組織。アジア各国の国内オリンピック委員会が加盟する。常設本部クウェート。 1981年インドのニューデリーで開催されたアジア競技連盟 Asian Games Federation (AGF) の総会において AGFの発展的解消とアジア・オリンピック評議会 OCAの設立が決定,1982年に正式に発足した。 OCA憲章ではアジアにおけるスポーツの正しい発展を誘導すること,アジアの人々にオリンピック・ムーブメントの理想を広め,発展させることに責任を負うこと,アジア競技大会を4年ごとに開催すること (→アジア競技大会 , アジア冬季競技大会 ) などが目標としてうたわれている。

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世界大百科事典(旧版)内のアジアオリンピック評議会の言及

【アジア競技大会】より

…原則として4年に1回,オリンピックの中間年に開催するIOC(国際オリンピック委員会)公認の地域競技会である。第9回大会(1982,インド)までは,アジア競技連盟Asian Games Federation(AGF)が主催したが,1982年末からAGFはアジア・オリンピック評議会Olympic Council of Asia(OCA)主催と改組された。第2次世界大戦前のアジアのスポーツ大会としては,極東選手権競技大会と西アジア競技大会の二つがあったが,戦後これを統合して全アジア的な大会を開こうとの動きがインド,フィリピンを中心に起こり,1948年ロンドンのオリンピックに参加したアジア諸国の話合いで結成が決まった。…

※「アジアオリンピック評議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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