アスキー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アスキー」の意味・わかりやすい解説

アスキー

KADOKAWA前身のソフトウェア開発,出版社。1977年設立。月刊誌『ASCII』をはじめとした出版事業,各種コンピュータソフトウェア,大規模集積回路 LSI設計開発などのコンピュータ関連情報業で急成長した。1989年に店頭登録市場に上場(→店頭取引)。1990年にアメリカ合衆国のベストロン映画を買収するなど積極経営が目立ったが,1992年には経営不安が露呈し,日本興業銀行監督下で再出発。1998年にセガ・エンタープライゼス(→セガ)とシーエスケイ資本参加し,その傘下に入った。1999年シーエスケイの完全子会社となる。2000年出版部門を一部分離してエンターブレインを設立。2002年3月に経営権が投資会社に移行し,同年 9月にJASDAQ上場廃止。同 2002年,アスキーが社名を変更して持株会社メディアリーヴスとなり,傘下にアスキーの子会社アストロアーツ(1991設立)が社名変更したアスキーとエンターブレインが置かれた。2004年,メディアリーヴスが角川ホールディングスに買収される。2008年アスキーがメディアワークスと合併し,アスキー・メディアワークスに社名を変更。2013年 KADOKAWAに吸収合併され消滅し,ブランドカンパニーとなった。

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