アゼムシロ

百科事典マイペディア 「アゼムシロ」の意味・わかりやすい解説

アゼムシロ

ミゾカクシとも。キキョウ科の多年草。日本全土,アジア東〜南部に分布し,田の畔(あぜ)や湿地に群生する。茎は枝分れして地面をはい,高さ約15cm,狭い長楕円形の葉を互生する。7〜10月に,葉腋から長い柄を伸ばし,白色紅紫色を帯びた花が咲く。花冠は長さ1cm内外,深く5裂し,裂片は片側半分に片寄る。
→関連項目湿生雑草

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アゼムシロ」の意味・わかりやすい解説

アゼムシロ
あぜむしろ

ミゾカクシ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアゼムシロの言及

【サワギキョウ(沢桔梗)】より

…有毒物質ロベリンlobelineを含むが,若芽をゆでて煮こぼし,さらしてから食用にすることもある。同属のミゾカクシL.chinensis Lour.(一名アゼムシロ)は,田のあぜや溝のそばなどの湿った所に生育する匍匐(ほふく)性の多年草で,花は葉腋(ようえき)に1個ずつつき,白色。全草にロベリンを含み,生薬では半辺蓮(はんぺんれん)と呼ぶ。…

※「アゼムシロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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