あただ

精選版 日本国語大辞典 「あただ」の意味・読み・例文・類語

あただ

[1] 〘副〙 程度のはなはだしいさまを表わす語。たいへん。非常に。
歌謡隆達節歌謡(1593‐1611)「思へども賤の身なれば色には出さぬ、あただ心を尽くすよの」
[2] 〘形動〙 程度のはなはだしいさま。
※玉塵抄(1563)四八「物を多あわぶくを、たらいてあたたなことを云えば人がをかし難事がでくるぞ」

あただ

〘副〙 (「に」を伴って用いることが多い) 急なさま、にわかなさまを表わす語。
日葡辞書(1603‐04)「Atadani(アタダニ)。すなわち、ニワカニ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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