アディチャナルール遺跡(読み)アディチャナルールいせき(その他表記)Adichanallur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アディチャナルール遺跡」の意味・わかりやすい解説

アディチャナルール遺跡
アディチャナルールいせき
Adichanallur

南インド,タミルナードゥ州のティルネルベリの南東 20kmにある鉄器時代甕棺墓地。南インド巨石墓文化の範疇に入る。 20世紀初頭に A.リアらが調査し多量の遺物が発見された。赤色黒縁土器や,槍,鍬,剣,ランプなどの鉄器青銅,金,ガラスなどの装身具類が主たるものである。埋葬は遺体すべてを納めた例はまれで大部分は洗骨後,骨の一部を入れており,火葬の例はない。年代は長期にわたると考えられるが紀元前後がその中心であろう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 甕棺墓地

関連語をあわせて調べる

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む