アビガン

共同通信ニュース用語解説 「アビガン」の解説

アビガン

富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザ薬で、2014年に厚生労働省が承認した。ウイルス増殖を抑える効果があるが、胎児奇形が出る恐れがあり、妊婦は使えない。男性も服用終了7日後までに性交渉する場合は避妊を徹底する必要がある。国は新型インフルエンザ発生用に備蓄しており、使用には厚労相判断が必要。新型コロナウイルスに対する治療薬候補として注目されたが、患者への臨床試験有効性が示されず、開発中止となった。

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