ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフダル山脈」の意味・わかりやすい解説 アフダル山脈アフダルさんみゃくJabal al-Akhdar リビア北東部,キレナイカ地方北西部の山脈。北部の地中海海岸平野から急速に隆起し,南部のサハラ砂漠にかけてゆるやかに下降する平均高度約 300mの高原地帯の中央部を占め,ダルナーの西方から長さ 160km,幅 30kmで,ほぼ海岸線に沿ってバンガージ近くまで走る。山脈の平均高度は 600m,最高点は 713mで,青々としたマツ,セイヨウネズ,イトスギ,オリーブなどがおおい,ここから「緑の山」を意味するアラビア語の名称 (ジャバルアルアフダル) が出た。小麦,大麦,オリーブ,ブドウ,アーモンドなどを産し,ヒツジ,ヤギの飼育も行われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by