旺文社世界史事典 三訂版 「アフリカ独立運動」の解説
アフリカ独立運動
アフリカどくりつうんどう
19世紀前半にアルジェリアのアブドゥル=カーディルの蜂起,19世紀後半にエジプトのアラービー=パシャの蜂起,スーダンのムハンマド=アフマドの蜂起(マフディーの反乱)などが起こったが,民族運動組織が出現したのは第一次世界大戦後である。アルジェリアの「北アフリカの星」,チュニジアの憲政党,エジプトのワフド党が生まれ,またパン−アフリカニズム運動が起こった。しかし本格的には,第二次世界大戦でのファシズムの敗北,社会主義陣営の強化,アジア・アラブの民族運動の高揚によって全アフリカに民族意識が高まり,民族主義組織が生まれた。まず,黒人の国家であるガーナ・ギニアを端緒として,1年で17国も独立した1960年の「アフリカの年」を頂点につぎつぎと独立し,75年にはギニア−ビサウほかのポルトガル植民地が独立して,ヨーロッパの植民地支配は終わった。1999年1月末現在,アフリカの独立国は53か国,国連加盟国は53か国である。
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