ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アベリノ」の意味・わかりやすい解説 アベリノAvellino イタリア南部,カンパーニア州アベリノ県の県都。ナポリの東約 45km,周囲を南アペニン山脈に囲まれた段丘上に位置する。古代ヒルピニ人の町であったが,ローマの植民地となり,8世紀にランゴバルド人に占領され,中世には封建領主領となる。聖堂を囲んで旧市街があり,市の中心には城の廃虚がある。城壁の外に広い並木道路のある近代的な都市が発達。農業とワイン醸造と製粉業が主要な産業で,フェルトの帽子と毛織物もつくられ,近くに硫黄の鉱床がある。 1980年 11月 23日地震により大きな被害を受けた。人口5万 4343 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by