あべ槇(読み)あべまき

精選版 日本国語大辞典 「あべ槇」の意味・読み・例文・類語

あべ‐まき【あべ槇】

〘名〙 ブナ科の落葉高木。本州中部以西、主に山陽地方の山地に生え、高さ二〇メートルに達する。樹皮には深い縦の割れ目があり、約一〇センチメートルの厚いコルク層をもつ。初夏黄褐色の小さい花が尾状の穂となって咲く。樹皮はコルク、材は器具、薪炭材とするほかシイタケ栽培の原木ともなる。あべくぬぎ。コルクくぬぎ。おくぬぎ。わたくぬぎ。わたまき。くりがしわ。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)

イタリア系フランス人の天文学者。カシニともいう。ニース近郊に生まれ、ジェノバで聖職修業中に、ガリレイの弟子カバリエリに師事して数学・天文学を修得し、1650年25歳でボローニャ大学教授に任ぜられた。惑...

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android