アポロン・エピキュリオス神殿(読み)アポロン・エピキュリオスしんでん[バッセ](その他表記)Temple of Apollo Epicurius,Bassae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アポロン・エピキュリオス神殿[バッセ]
アポロン・エピキュリオスしんでん[バッセ]
Temple of Apollo Epicurius,Bassae

ギリシア南西部,ペロポニソス半島バッセで 1765年に発見された神殿跡。前 450年ペスト流行を免れたことを守護神アポロンに感謝し,コティリオン山 (標高 1130m) の斜面に建てられたといわれる。外側円柱ドーリス式オーダー,内部円柱にイオニア式オーダー,さらに内陣の円柱にはコリント式オーダーが用いられるという独特な美しさをもち,アテネのパルテノン神殿の設計者イクティノスの作ともいわれる。古代ギリシアの歴史家パウサニアス記述にも現れるが,その後の地震で倒壊。しかし山奥にあったため,そのままの姿で残された。発見後,修復されたものの傷みが激しく,1975年から再度改修工事が行なわれた。 1986年世界遺産の文化遺産に登録。

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