あまい

精選版 日本国語大辞典 「あまい」の意味・読み・例文・類語

あまい あまひ

〘名〙 語義未詳。
古事記(712)上「故(かれ)天神の御子の御寿(みいのち)は木の花の阿摩比(アマヒ)のみ坐(ま)しまさむ」
書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「故、其の生めらむ児は、必ず如木花(このはなのアマヒ)に、移落(ちりお)ちなむ」
[補注]「あま」を「甘(あま)」と解し「もろくてはかないこと」の意とする説〔古事記伝〕、「あま」を「和(あまな)う」の「あま」と同じと解し「…と同じこと」の意とする説、また「あまひ」は「あはひ(間)」に通じると解し「間」の意とする説〔日本書紀通釈・大言海〕など、諸説ある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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