海の事典 「アラスカ循環」の解説 アラスカ循環 太平洋の亜寒帯循環は、その循環の中に2つの反時計周りの循環、西部亜寒帯循環とアラスカ湾内を巡るアラスカ循環を持つと考えられているが、両者の境界は 必ずしも明確ではない。アラスカ循環域の冬期の冷却は西部ほど強くなく、上層の水温は冬期にも、塩分躍層上部の水温よりも下がらず、夏期に上層下部に中冷 層が現れない。この特性によってアラスカ循環域の水塊と西部亜寒帯域の水塊を区別している。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報