ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アランスン」の意味・わかりやすい解説
アランスン
Aronson, Boris Solomon
[没]1980.11.16.
ロシア出身のアメリカの舞台美術家。キエフ,モスクワ,ベルリンで舞台美術を学び,1923年ニューヨークに渡る。ブロンクスのアンサー劇場やイディシュ芸術劇場の舞台美術を担当。その後,ブロードウェーに進出し,舞台美術家として不動の地位を築きあげた。代表作に,C.オデッツの『さめて歌え』 (1935) ,W.インジの『バス・ストップ』 (55) ,T.ウィリアムズの『地獄のオルフェウス』 (57) など。シャガールを敬愛し,多様な色使いの象徴的な舞台装置を得意としたほか,スライドを用いる装置 projected sceneryを考案した。
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