最新 地学事典 「アランヒルズ隕石」の解説
アランヒルズいんせき
アランヒルズ隕石
Allan Hills meteorites
南極隕石の一つ。1976年12月にビクトリアランド,アランヌナターク(76°43′S, 159°40′E)の周辺裸氷帯で日米共同隕石探査が実施され,南極最大の隕石を含む11個の隕石が発見回収された。これらの隕石は当初はアランヌナターク隕石と呼ばれたが,Allan Hills(ALH)隕石と正式に命名された。アランヒルズ周辺の裸氷帯は南極最大の隕石産地の一つで,3回の日米共同隕石探査(1976,77,78年の各夏期)の後,米国による隕石探査が継続実施され総計約1,500個の隕石が回収されている。この地域では77年に火星起原隕石のシャーゴッタイトが発見され,その後,月隕石など貴重な隕石が続々と回収された。
執筆者:矢内 桂三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

