久城輝石(読み)くしろきせき

最新 地学事典 「久城輝石」の解説

くしろきせき
久城輝石

kushiroite

化学組成CaAl(AlSiO6)の鉱物。輝石族に属する。単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a0.9609nm, b0.8652, c0.5274, β106.06°,単位格子中4分子含む。微細粒状結晶。光沢劈開硬度比重,色,条痕色,光学性不明。南極のAllan Hills-85085隕石炭素質コンドライト)中に,グロス石を伴い,最大直径15µmの球粒中に発見され,実験岩石学,地球化学などに多くの業績をあげた久城育夫(1934〜)にちなんで,木村眞ほかによって命名(IMA 2008-059)。隕石のほか,スカルンやスラグ中にも確認されていて,ルーマニアのスカルン中には,久城輝石成分に富むものが報告されている。参考文献Kimura et al., (2009) Am. Min., Vol.94:1479

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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