アルシノエ1世(読み)アルシノエいっせい(その他表記)Arsinoē I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルシノエ1世」の意味・わかりやすい解説

アルシノエ1世
アルシノエいっせい
Arsinoē I

エジプトプトレマイオス朝時代の女王。前3世紀初め頃のトラキア王リュシマコスの娘。前 282年頃トラキアとエジプトの対シリア同盟のためエジプトのプトレマイオス2世フィラデルフォス結婚。3年後エジプトに逃れてきた夫の妹 (アルシノエ2世) による策略結果,国王暗殺謀議のかどで上エジプトのコプトスに流され,3人の子はそのままアルシノエ2世の養子とされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android