アルティボニト川(読み)アルティボニトがわ(その他表記)Artibonite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルティボニト川」の意味・わかりやすい解説

アルティボニト川
アルティボニトがわ
Artibonite

西インド諸島中部,ヒスパニオラ島西部を流れる川。同島最長の川で,全長約 220km。ドミニカ共和国西部,セントラル山脈南西斜面に源を発し,南西流してハイチに入り,肥沃平野北西流してゴナブ湾に注ぐ。河口から約 150km上流まで小舟航行可能。アルティボニト河谷農業計画により流域の開発が進められ,1956年にはドミニカとの国境に近いハイチ領にペリグル・ダムが完成。 71年発電所も完成し,ハイチの電力需要の約半分をまかなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android