アルドキシム(英語表記)aldoxime

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルドキシム」の意味・わかりやすい解説

アルドキシム
aldoxime

アルドオキシムともいう。ヒドロキシルアミンアルデヒドとの縮合によって生成される。結晶しやすい物質で,無機酸により容易に加水分解され原料に戻るので,アルデヒドの精製,確認に利用される。また還元すると第一アミンを生じ,第二アミンを副生することもある。2種の立体異性体があり,シン形,アンチ形と呼ばれる。シン形は脱水剤によりニトリルに変化する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android