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無機酸 ムキサン

栄養・生化学辞典の解説

無機酸

 鉱酸ともいう.有機化合物である有機酸に対していう.無機質からなる酸.炭素を含まない酸であるが,炭酸,重炭酸などは例外で,無機酸に属する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

むきさん【無機酸 inorganic acid】

有機酸に対する語で,無機化合物の酸をいう。鉱酸mineral acidともいう。硫酸H2SO4,リン酸H3PO4,ホウ酸H3BO3などのオキソ酸,塩酸HCl,シアン化水素酸HCN,ヘキサフルオロリン酸HPF6などの水素酸の総称。対語である有機酸は,カルボキシル基または水酸基を有する有機化合物である。【水町 邦彦】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

むきさん【無機酸】

塩素・硫黄・窒素・リンなどの炭素以外の非金属を含む酸の総称。塩酸・硫酸・硝酸・リン酸など。炭酸は炭素を含んでいるが、普通、無機酸に含める。古来、鉱物から得られたので鉱酸ともいう。 ↔ 有機酸

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無機酸
むきさん
inorganic acidmineral acid

有機酸に対する語で、F、Cl、Br、I、S、Se、Te、N、P、Asなどのような非金属元素を含む酸基が水素と結合してできた酸。鉱酸ともいう。たとえば塩酸HCl、硫酸H2SO4、硝酸HNO3、リン酸H3PO4などがそうである。炭素を含む酸のカルボン酸は有機酸に分類するが、炭酸H2CO3のみは無機酸に分類する。[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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