ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルムフェルト」の意味・わかりやすい解説
アルムフェルト
Armfelt, Gustaf Mauritz, Greve av
[没]1814.8.19. ツァールスコエセロ
スウェーデンの政治家。伯爵。グスタフ3世の侍従となり (1781) ,対ロシア,デンマークの外交,戦闘に活躍。グスタフ3世没後,その子グスタフ4世が幼少のため実権を握った王の叔父ゼーデルマンランド公カルルによって,駐ナポリ大使に任じられた (92) 。ロシアの女帝エカテリーナ2世 (大帝) と接触したのが発覚し,ロシアに亡命 (92) 。グスタフ4世が成人に達すると復権し,駐ウィーン大使 (1802) 。 1809年グスタフ4世の廃位後,カルルがカルル 13世として即位し,アルムフェルトはスウェーデンから追放され (11) ,再びロシアに亡命して死去。
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