アンカン地区(読み)アンカン(その他表記)Ankang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンカン地区」の意味・わかりやすい解説

アンカン(安康)〔地区〕
アンカン
Ankang

中国西北地方,シェンシー (陝西) 省南東端の地区。北をチンリン (秦嶺) 山脈,南をターパーシャン (大巴山) 山脈にはさまれ,中央をハン (漢) 水が東流する。行政中心地のあるアンカン市と9県から成る。チンリン山脈以南にあるため盆地と谷では稲作が行われ,ほかに小麦,雑穀も産する。山地には林産資源が豊富で,用材のほか,茶,桐油,漆,キクラゲ,クルミ,五倍子,薬草類を産する。カキなどの果樹も多く,養蚕も盛んである。パイホー (白河) 県では製紙が行われる。ヤンアン (陽安) 鉄道とシャンヤン (襄陽) 鉄道が通り,ハン水はシーチュワン (石泉) 県まで航行できる。人口 282万 5995 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む