あんが

精選版 日本国語大辞典 「あんが」の意味・読み・例文・類語

あんが

  1. 〘 名詞 〙 「上がる」ことをいう幼児語
    1. [初出の実例]「最(も)う逆上(のぼせ)る逆上る。ナア、最(も)う上(アンガ)にしませう」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「あんが」の意味・わかりやすい解説

アンガ
aṇga

部分,肢分を意味するサンスクリット語。祭事学,音韻学,韻律学,天文学,語源学文法学ベーダの6補助学 aṇgaと称する。また,ジャイナ教白衣派経典をアンガという。 12種あったが,第 12のものはいまに伝わらない。

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世界大百科事典(旧版)内のあんがの言及

【ジャイナ教】より

…白衣派では伝説によると,前3世紀ころパータリプトラで開かれた最初の聖典編纂会議で古聖典(14のプッバPuvva。以下,聖典名は俗語形で記す)に関する記憶が集められ12のアンガAṅgaが編纂されたというが,最終的にまとめられて現形を得たのは,5世紀ころ西インドのバラビーにおける編纂会議であった。その組織は11のアンガ(第12アンガは伝わらない),12のウバンガUvanga,10のパインナPaiṇṇa,6のチェーヤ・スッタCheya‐sutta,独立した《ナンディーNandī》と《アヌオーガッダーラAnuogaddhāra》および4のムーラ・スッタMūla‐sutta,計7部45聖典である。…

【十六大国】より

…大国とはマハージャナパダmahājanapadaの訳で,マハーは〈大きい〉,ジャナパダは〈人間の居住地〉を意味する。国名は経典によって若干の相違があるが,パーリ語原始仏教経典によれば,アンガAṅga,マガダ,カーシーKāsī(カーシKāsi),コーサラ(国),バッジVajji,マッラ,チェーティCeti,バンサVaṃsa,クルパンチャーラ,マッチャMaccha,スーラセーナSūrasena,アッサカAssaka,アバンティAvanti,ガンダーラGandhāra,カンボージャKambojaである。ガンガー(ガンジス)川流域諸国が大部分を占めたが,ガンダーラ,カンボージャなどの西北辺境地域,デカン西部のアッサカなどの国々も含まれている。…

※「あんが」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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