アンゲーバ(英語表記)Ungava

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンゲーバ」の意味・わかりやすい解説

アンゲーバ
Ungava

カナダ,ケベック州北部の半島部の呼称。アンゲーバ半島とも呼ぶ。 1895年現名称が公式に採用され,1912年に従来のノースウェスト准州からケベック州に併合された部分をさしたが,現在では,ハドソン海峡 (北) ,アンゲーバ湾およびラブラドル地方 (東) ,イーストメーン川 (南) ,ハドソン湾で囲まれた約 62万 2000km2の範囲をいう。自然地理的には,カナダ楯状地の一部をなし,氷食を受けて無数の湖沼がある,岩がちの台地である。東部のニューファンドランド・ラブラドル州ラブラドル地方との境界付近は,鉄鉱石の世界的産地である。アンゲーバの南西部はヌーボーケベックとして知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android