あんこ(読み)アンコ

デジタル大辞泉 「あんこ」の意味・読み・例文・類語

あん‐こ

《「あねこ」の音変化》伊豆大島で、娘のこと。

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共同通信ニュース用語解説 「あんこ」の解説

あんこ

アズキなどの豆類サツマイモクリを煮て練ったペースト状のもの。十文字学園女子大講師の芝崎本実しばさき・もとみさんによると、あんこの原型飛鳥時代に中国から伝えられ、当時はまんじゅうの中に入れる肉や野菜などの詰め物を意味していた。その後、肉を口にしない禅僧がアズキを使用した今の形に発展させた。アズキには糖質タンパク質ビタミンミネラル食物繊維が多く含まれる。あんこに使われる砂糖純度が高いグラニュー糖が主流。

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とっさの日本語便利帳 「あんこ」の解説

あんこ

太った力士のことを魚のアンコウになぞらえてこう呼ぶ。少し太っている力士は中あんこ。痩せた力士は鶏ガラスープをもじってソップ

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「あんこ」の意味・わかりやすい解説

あんこ

込物」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のあんこの言及

【餡】より

…はじめは塩で味つけした塩あんであったが,室町初期ころから砂糖の輸入に伴って砂糖を使った甘味のものが現れ,江戸時代になって砂糖の国内生産が拡大するに従って,砂糖あんが主体となった。 あんは,粒あん,つぶしあん,こしあんに大別される。豆の粒の形をのこしたまま,やわらかに煮上げて味をつけたのが粒あん,粒の形を多少のこした程度に煮て,皮を除かずに味をつけたのがつぶしあん,完全につぶして皮をとり除き,味をつけたのがこしあんである。…

【同性愛】より

…同性を性愛の対象とすることと定義できる同性愛は,そのイメージを20世紀において大きく変えた。同性愛はすぐれて20世紀的現象であり,人類の歴史において20世紀ほど同性愛者差別問題が激化し,また解放が強く叫ばれた時代はない。そして20世紀末,同性愛者に対する偏見は弱まりつつある。アメリカ精神医学会発行の《精神障害の診断と分類の手引》は1980年版以降,同性愛を削除し,WHO(国連世界保健機構)編纂の《国際疾病分類》も1992年版以降,同性愛を削除した。…

※「あんこ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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