精選版 日本国語大辞典 「込物」の意味・読み・例文・類語 こめ‐もの【込物】 〘 名詞 〙① 物と物との間につめるもの。② 活版印刷で組版の際、字間、行間、余白などに入れるもの。字間に入れるものをスペース、行間をインテル、余白に入れるものをクワタなどと呼ぶ。こみもの。〔国民百科新語辞典(1934)〕 こみ‐もの【込物】 〘 名詞 〙① 岩石や鉱床を爆破する際、爆薬を詰めた上部をしっかりおおうもの。爆裂力を大きくさせるためのもので、通常、粘土を用いる。② =こめもの(込物)② 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「込物」の意味・わかりやすい解説 込物こめものstemming materials 装薬後の発破孔空間を填塞する材料,またはその作業のこと。粘土,砂,岩粉,水などを用いる。密閉効果により爆薬の威力が十分に発揮されるとともに,炭坑でのメタン炭塵への着火を防ぐために利用される。填塞にはばら材料を込め棒で押込む場合と,ポリエチレン袋に詰めたものを用いる場合とがある。慣用語として「あんこ」と呼ぶことがある (→タンピング ) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の込物の言及 【活字】より …能力は活字の大きさによって違うが毎分100本以上である。[記号活字,花型,罫線,込物] 実際に活版を組む場合,文字を表す活字のほかにもさまざまなものを組み込まなければならない。記号活字は句読点,かっこや各種の記号を印刷するためのもので,製造方法などはすべて活字に準じて作られる。… ※「込物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by