ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンシュン地区」の意味・わかりやすい解説 アンシュン(安順)〔地区〕アンシュンAnshun 中国西南地方,クイチョウ (貴州) 省中部の地区。行政中心地のアンシュン市のほか6県と3自治県から成る。省都クイヤン (貴陽) 特別市を3方から囲んでおり,クイヤン市からアンシュン市にかけては,多くの盆地が分布し,省の重要な農業地帯である。米,トウモロコシ,小麦,芋類のほか菜種,タバコ,アサ,緑茶,ナンキンマメ,柑橘類などを産する。山地にはシナアブラギリ,ハゼノキ,スギ類,タケ,薬草類など林産資源が豊富である。地下資源にはアンシュン市付近の銅と鉛,カイヤン (開陽) 県の水銀がある。チンチェン (清鎮) 県には2つの水力発電所,カイヤン県,ピンパー (平 壩) 県に化学肥料工場がある。クイクン (貴昆) 鉄道,チョワンチエン (川黔) 鉄道が通る。人口 345万 3287 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by