20世紀西洋人名事典 「アンソニーブラクストン」の解説
アンソニー ブラクストン
Anthony Braxton
1945.6.4 -
米国のジャズ奏者。
イリノイ州シカゴ生まれ。
シカゴ音楽院で和声、作曲を、ルーズベルト大学で哲学を学ぶ。1964〜66年軍隊でバンドを率いた後、’66年シカゴに戻りAACMに参加。’68年にジャズ史上重要作の一つであるソロ・アルバム「フォー・アルト」を録音後、渡仏したがパリでの演奏活動の評価は低いものであった。帰国後、音楽に絶望してニューヨークでハスラーとして活躍後、’70〜72年新結成のサークルで活動、’70年代半ばには自己の五重奏団を率いて活躍。’80年代には自己の四重奏団による作品をBlack Saintから発表。代表作に「パリ・コンサート/サークル」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報