アンデレ行伝(読み)アンデレぎょうでん(その他表記)Acts of Andrew

改訂新版 世界大百科事典 「アンデレ行伝」の意味・わかりやすい解説

アンデレ行伝 (アンデレぎょうでん)
Acts of Andrew

200年ころアカイアで書かれた,新約外典行伝中最も長編の作品。使徒の一人アンデレがアカイアで行った宣教活動と殉教が記される。本書の特色として,まず悪しきものと聖なるものというような二元論的性格を挙げることができる。しかしこれはグノーシス主義的な二元論とは異なり,中期プラトン主義の影響と考えられる。また本書の禁欲的性格は,タティアノスの影響によるところが多い。十字架の神秘についての考察も見られる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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