ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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このギリシア語アポストロスは「派遣された者」「使者」を意味する。古典ギリシア語ではもと海軍の遠征を意味した。聖書的用法はむしろラビ的ユダヤ教の「使者」を意味するヘブライ語に起源をもつと思われる。その正しい意味は「全権を委任された者」である。こういう一般的な意味では「教会の使者」(「コリント書Ⅱ」8章23)、「あなたがたの使者」(「ピリピ書」2章25)というように用いられている。またその意味では、イエスは神からの「使者」とよばれている(「ヘブル書」3章1、「ヨハネ伝福音(ふくいん)書」17章18)。しかしこのことばは慣用語としては「使徒」と訳され、イエス・キリストによって直接選ばれ、福音を宣(の)べ伝え、悪霊を追い出し、病気をいやす力(「マタイ伝福音書」10章1、「ルカ伝福音書」9章1、「マルコ伝福音書」6章7)を授けられて派遣された者を表すのに用いられている。いわゆる十二使徒がそれである(「マルコ伝福音書」6章30、「マタイ伝福音書」10章2、「ルカ伝福音書」6章13)。十二という数は、神の民を象徴するイスラエルの十二部族に基づくもので、新しい神の民(教会)の中核を表すものと思われる。さらに終末には十二部族(旧約の神の民)と十二使徒(新約の神の民)が一つにされ、神の都を形成すると記されている(「ヨハネの黙示録」21章10~14)。
イスカリオテのユダの脱落による欠員は、ただちにマッテヤの選出によって補われた(「使徒行伝(ぎょうでん)」1章21~26)。このときの使徒の資格は、地上生涯のイエスと直接行動をともにした者で、復活の証人であるということであった(「使徒行伝」1章22、2章32)。やがて「使徒」という名称は十二使徒以外の人々にも用いられるようになった。パウロは復活のキリストから直接に使徒として委任されたといっている(「ガラテヤ書」1章1、「コリント書Ⅱ」12章11、12)。バルナバも使徒とよばれた(「使徒行伝」14章4、14)。使徒は教会の教職のなかではもっとも権威があった(「コリント書I」12章28、「エペソ書」4章11)。
[野口 誠]
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