20世紀西洋人名事典 「アントニオサランドラ」の解説
アントニオ サランドラ
Antonio Salandra
1853 - 1931
イタリアの政治家。
元・ローマ大学教授,元・イタリア首相。
1886年より代議士となり、ソンニーノとともに自由主義右派の立場からジョリッティに対抗。1914年首相となる。第一次世界大戦の最初中立を宣言したが、極秘にロンドン条約を締結し、参戦論の高まっているなか’15年5月英仏側に立ち参戦を強行。16年首相辞任。大戦後も保守派を指導し、ファシズムにも接近し、上院議員となったが、のち影響力を失う。’02年ローマ大学の行政法の教授も務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報