20世紀西洋人名事典 「アントニーチューダー」の解説
アントニー チューダー
Antony Tudor
1908.4.4 - 1987.4.19
英国の舞踊家,振り付け師。
元・アメリカン・バレエ・シアター主任振り付け師。
ロンドン生まれ。
1930年バレエ・ランバートに入団する。「リラの園」(’36年),「暗い悲歌」(’37年)等を振り付ける。’39年L.チューズに招かれアメリカにわたりアメリカンバレエシアターに参加する。ノラ・ケイ等による「底流」(’45年)を上演した。ロマンティックで叙情性豊かな作風で有名である。人間の心理の奥底を探る振り付けで、「心理表現の振り付け師」と呼ばれた。’75年の「葉は色あせて」で復活した。他に代表作は、「風の影」(’48年)、「火の柱」(’42年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報