ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンバール」の意味・わかりやすい解説
アンバール
al-Anbār
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…しかし政治的にも,経済的にも,イスラム以前のバグダードが定期市の開催地以上の重要性を帯びることは決してなかったのである。 アッバース朝(750‐1258)の首都は,初代カリフのサッファーフ(在位750‐754)がクーファで即位した後,短期間のうちにクーファから北方の新都ハーシミーヤḤāshimīya,さらにバグダード西方のアンバールal‐Anbārへとめまぐるしく変わった。第2代カリフ,マンスール(在位754‐775)は即位後まもなく都をアンバールからハーシミーヤへ戻したが,ここはシーア派住民の多いクーファに近く政情不安であったから,新王朝にふさわしい首都を他の地に求める必要があった。…
※「アンバール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」