アークトチス(読み)あーくとちす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アークトチス」の意味・わかりやすい解説

アークトチス
あーくとちす
[学] Arctotis

キク科(APG分類:キク科)の一属名。南アフリカのケープ地方に約30種が分布する。園芸的に栽培されるのはこのうちのA. stoechadifolia Bergius(A. grandis Thunb.)で、和名ハゴロモギクという。草丈は70~80センチメートル、枝打ちして茂り、茎葉には白色綿毛が密生する。径7センチメートルくらいの白色で弁裏が帯藤青色の一重咲き菊状花を咲かせ、花芯(かしん)部は青紫色で美しい。このほか、黄色、銅赤色花などを咲かせるハーリクインという交雑種もある。多年草であるが非耐寒性のため春播(ま)き一年草として栽培することが多い。

[柳 宗民 2022年1月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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