20世紀西洋人名事典 「アーサーシュースター」の解説
アーサー シュースター
Arthur Schuster
1851 - 1934
英国の物理学者。
元・マンチェスター大学教授。
フランクフルト・アム・マイン生まれ。
ドイツに生れたが英国に移住し帰化した。10代からスペクトル分析に興味をもち、マンチェスター、ハイデルベルク、ゲッティンゲン、ベルリンの各大学に学び、1873年理学博士号を取得した。キャベンディッシュ研究所、オーエンス大学応用数学教授を経て、1888〜1907年までマンチェスター大学物理学教授を務める。ドイツ留学中にヘルムホルツの影響を受け、その「電解質対流」の理論を踏まえて、気体放電研究を展開し、1890年「気体を通しての電気の通過」の一般理論をまとめた。1897年にリュードベリー・シュースターの法則を独立に発見した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報