20世紀西洋人名事典 「アーネストサバト」の解説
アーネスト サバト
Ernesto Sábato
1911 -
アルゼンチンの理論物理学者,小説家,評論家。
物理学博士号を取得後、キュリー研究所で放射線の研究をする。その後母校であるラ・プラタ大学で理論物理学を教えたが、ペロンの独裁に反対した事で、職場を失う。代表作に愛する人妻を殺してしまった画家の心理過程を描いた実存主義小説「トンネル」(1948年)やフランスの最優秀外国小説賞を受賞した「破壊者アバドン」(’74年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報