人妻(読み)ヒトヅマ

デジタル大辞泉 「人妻」の意味・読み・例文・類語

ひと‐づま【人妻/他妻】

他人の妻。また、結婚している女性
(「他夫」と書く)他人の夫。
「つぎねふ山背道やましろぢを―の馬より行くに」〈・三三一四〉
[類語]奥方奥様奥さん夫人御寮人お上さんマダムミセス令夫人賢夫人内室令室令閨内儀ご新造御寮人ごりょんさん大黒

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精選版 日本国語大辞典 「人妻」の意味・読み・例文・類語

ひと‐づま【人妻・他妻・他夫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つま」は配偶者の意 ) 他人の配偶者。
  2. (イ) ( 他夫 ) 他人の夫。
    1. [初出の実例]「つぎねふ 山背道を 人都末(ひとヅマ)の 馬より行くに 己夫(おのづま)し 徒歩(かち)より行けば」(出典万葉集(8C後)一三・三三一四)
  3. (ロ) 他人の妻。また、夫のある女性。
    1. [初出の実例]「その殿戸 我鎖さめ おし開いて来ませ 我や比止川末(ヒトツマ)」(出典:催馬楽(7C後‐8C)東屋)

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普及版 字通 「人妻」の読み・字形・画数・意味

【人妻】じんさい

他人の妻。

字通「人」の項目を見る

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