日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーベントロート」の意味・わかりやすい解説 アーベントロートあーべんとろーとHermann Abendroth(1883―1956) ドイツの指揮者、教育者。ミュンヘンで学び、リューベック、エッセン、ケルンで活動ののち、1922~1934年ベルリン国立歌劇場、1934~1942年ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団の指揮者。第二次世界大戦後は1949年ライプツィヒ放送交響楽団の指揮者となる。その間、ライプツィヒ音楽院長、ワイマール音楽大学長を歴任。19世紀のおもかげを残したロマン的な指揮ぶりだが、ベートーベンやブラームスでは重厚で求心的な演奏で定評があった。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例