20世紀西洋人名事典 「アーンストロイマン」の解説
アーンスト ロイマン
Ernst Leumann
1859 - 1931
スイスのインド学者。
元・ストラスプール大学教授,元・フライブルク大学教授。
大学でインド言語学を学び、23歳の時ジャイナ教の一聖典の校訂で学位を取得する。のちストラスプール、フライブルク各大学で教授となる。業績にモニエル・ウイリアムズと協同の梵英辞典編纂があり、ジャイナ・プラークリット語、仏教サンスクリット語の研究、中央アジア発見のソグド語文献の初解読などがある。古代インド諸言語の研究に優れた業績を残し、とくにジャイナ・プラークリット語研究の先駆者として知られる。また、多くの日本人学者を指導、育成した。著書は「アウパパーティカ・スートラ」、「弥勒会」「ブッダとマハービーラ」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報