現代外国人名録2016 「イエジースコリモフスキ」の解説
イエジー スコリモフスキ
Jerzy Skolimowski
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家,俳優,画家,詩人
- 国籍
- ポーランド
- 生年月日
- 1938年5月5日
- 出生地
- ワルシャワ近郊ウッチ
- 学歴
- ワルシャワ大学〔1959年〕卒
- 受賞
- ベルリン国際映画祭金熊賞(第17回)〔1967年〕「出発」,カンヌ国際映画祭国際審査員賞(第31回)〔1978年〕「The Shout」,カンヌ国際映画祭脚本賞(第35回)〔1982年〕「不法労働」,ベネチア国際映画祭審査員特別賞(第42回)〔1985年〕「ライトシップ」,東京国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞〔2008年〕「アンナと過ごした4日間」,ベネチア国際映画祭審査員大賞(第67回)〔2010年〕「エッセンシャル・キリング」
- 経歴
- 大学卒業後、短編小説や詩を発表するとともにボクシング選手として活躍。1960年アンジェイ・ワイダ監督の「夜の終りに」の脚本を手がけ、同年ウッチの国立映画学校に入学。’61年「Boxing」で映画監督デビュー、’64年映画学校を卒業。’67年5作目「手を挙げろ!」が公開禁止になると英国へ渡り、同年ベルギーで撮影した「出発」でベルリン国際映画祭グランプリを獲得。その後、祖国との両方で活躍。’85年「ライトシップ」でベネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞。’91年24年ぶりに故国に戻り、「30のドアの鍵」を撮影。2008年17年ぶりの新作「アンナと過ごした4日間」を携えて、東京国際映画祭のため来日、審査員特別賞を受賞。2010年、ほぼ全編セルフ抜きの一人の男の逃亡劇を描いた「エッセンシャル・キリング」(ビンセント・ギャロ主演)でベネチア国際映画祭の審査員大賞を受賞。他の監督作品に「早春」(1970年)、「キングス、クイーン、そしてジャック」(’71年)、「ザ・シャウト/さまよえる幻響」(’78年)、脚本作品にロマン・ポランスキーの「水の中のナイフ」(’62年)、「不法労働」(’82年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報