こ‐こく【故国】
〘名〙
※南游集(1364頃)和遊石頭城韻「故国山河幾度更、英雄埋
レ骨不
レ埋
レ名」 〔
孟子‐梁恵王〕
② ふるくから関係のある国。
※
読本・
椿説弓張月(1807‐11)後「
往古より故国
(ココク)の好
(よしみ)を忘れずして、世々男の嶋人等と、妹脊の契は締べども」
※
扶桑集(995‐999頃)九・北堂漢書竟宴各詠史得淮南王劉安〈
橘在列〉「歩虚唱了君知否、故国秋風露湿
レ衣」 〔
杜甫‐上白帝城詩〕
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デジタル大辞泉
「故国」の意味・読み・例文・類語
こ‐こく【故国】
1 自分の生まれた国。祖国。母国。「故国の土を踏む」
2 自分の生まれた土地。ふるさと。故郷。「故国の母をしのぶ」
3 《「古国」とも書く》歴史の古い国。昔からあった国。
→母国[用法]
[類語]母国・祖国・自国
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普及版 字通
「故国」の読み・字形・画数・意味
【故国】ここく
祖国。〔史記、淮南王安伝〕臣聞く、
子、故國を
(よぎ)りて悲しむ。是(ここ)に於て麥秀の歌を作れりと。是れ紂(ちう)の王子比干(ひかん)を用ひざりしを痛むなり。字通「故」の項目を見る。
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