いざ帰りなん(読み)いざかえりなん

精選版 日本国語大辞典 「いざ帰りなん」の意味・読み・例文・類語

いざ 帰(かえ)りなん

  1. ( 陶淵明の詩「帰去来辞」の冒頭、「帰去来兮、田園将蕪、胡不帰」にもとづく ) さあ、帰ろう。
    1. [初出の実例]「釈尊八相の成道も 先づ其の姿を顕す 帰去来(いざかへんなん)六の道に 休らひ終(はて)ぬ身と成りて」(出典宴曲宴曲集(1296頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android